「チンスコウ」と「チンルーコウ」

本州で暮らす者にとって、名前の響きからもロマンを感じてしまうお菓子が「チンスコウ」です。
沖縄のおみやげを選ぶとき、絶対にはずせないのが「チンスコウ」でしょう。
その由来にはさまざまな諸説があるほど、沖縄では古くから好まれている伝統菓子です。

さかのぼれば、15世紀の琉球王朝時代といいますから、王様が召し上がる高級なお菓子だったのでしょう。
庶民が口にできるようになったのは、近代になってからなのかもしれません。

●沖縄料理レシピ〈チンスコウ〉
材料
小麦粉、ラード、上白糖

作り方
小麦粉をふるいます。
ラードを弱火でとかし、人肌まで冷まします。
上白糖とラードを、木杓子でよくまぜます。
ふるった小麦粉を加えたら、手でよくまぜ合わせ、しっかりとまとめます。
細長い板状に成形し、180~200度のオーブンで焼きます。

●沖縄料理レシピ〈チンルーコウ〉
材料
小麦粉、卵、ラード、上白糖

作り方
といた卵に、砂糖を3~4回に分けて入れながら、泡立器でよくまぜ合わせます。
とかしたラードを加え、さらによくまぜます。
ふるった小麦粉を加え、粉気がなくなるまでまぜ合わせます。

型の底と側面に紙を敷き、生地のたねを型の八分めまで流し入れます。
あらかじめ熱しておいた蒸し器で、40分ほど蒸します。
ミカンの皮などで作ったピールのようなキッパンや、くだいたピーナッツをまぜこんだり、上にトッピングしたりすることもあります。

材料や作り方の手順は、クッキーや蒸しパンなどとほとんど変わりありません。
〈チンスコウ〉〈チンルーコウ〉ともに、ラードを使っているところが特長です。
多くの菓子づくりではバターやショートニングを使いますが、ラードの独特の風味が沖縄独特のお菓子を作りだしているのでしょう。

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