「ポーポー」と「チンビン」
沖縄は、琉球王朝のできあがる以前より往来のあった、中国大陸や薩摩藩との交流のなかで、独特の文化が培われました。
その影響は、食べものにも色濃くのこされているようです。
作り方、材料、名称に、お菓子の名称に、中国との共通点などが見られるものも少なくありません。
〈ポーポー〉〈チンピン〉〈タウチーチョウ〉は、中国語の音そのままの名称のお菓子です。
●沖縄料理レシピ〈ポーポー〉
材料
小麦粉、ベーキングパウダー、アンダンスー
作り方
小麦粉とベーキングパウダーをふるい、水を加えてまぜ合わせます。
ダマにならないようにまぜ、こし網でこし、なめらかにします。
油を敷き、生地のたねを流して、薄く丸くのばしてクレープ状に焼きます。
表面が乾いてきたら、裏返し、軽く焼きます。
焼けた皮に、アンダンスーをのせて巻けば、〈ポーポー〉の完成です。
●沖縄料理レシピ〈チンピン〉
作り方
〈ポーポー〉と同じ生地のたねに、とかした黒糖をまぜてクレープ状に焼きます。
クルクルッと巻くと〈チンピン〉の完成です。
〈チンピン〉には、何も巻きません。
●沖縄料理レシピ〈タウチーチョウ〉
材料
小麦粉、ラード、あずき餡、黒糖、ゴマ、ピーナッツ、キッパン
作り方
小麦粉、ラードをこねて、固めの生地にします。
あずき餡に黒糖、ゴマ、ピーナッツ、キッパンをまぜ合わせます。
生地に餡を包み、鶏の冠のように型どり、ラードで揚げます。
サクサクしたパイのような食感です。
タウチーとは闘鶏のことで、〈タウチーチョウ〉は闘鶏餃と書きます。
沖縄の代表的なお菓子で知られる〈チンスコウ〉も、小麦粉からできているクッキーですが、やはりラードをねりこんでいるために沖縄特有の焼き菓子になっています。
〈サータアンダギー〉もドーナッツではありますが、ラードが入ることで、風味が増し、重量感のあるお菓子です。
バターやショートニングなどとちがい、ラードを使う沖縄のお菓子は、独特の風味があります。
肉ばかりでなく、豚の脂もすべてを使う調理が、沖縄のお菓子の製法にもみられるのです。
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