ドゥルワカシー

沖縄自慢のおいしい泡盛が飲める居酒屋で、必ず耳にするメニューに「ドゥルワカシー」があります。
お祝いの席や集いの席に欠かすことのできない、沖縄料理のひとつが「ドゥルワカシー」です。

一見したところでは、こしあんのような風体ですが、お菓子ではありません。
田芋と豚肉を煮こんで、まるで泥んこのようになるところから、「ドゥルワカシー」という名になっているそうです。

田芋は皮をむき、熱湯でゆで、ゆでこぼします。
田芋のずいき(葉柄や茎)は、水にさらし、アクぬきをします。
田芋、ずいき、豚肉、シイタケを炒め、ダシを加えて煮ます。

粘りが出てきたら、田芋をつぶしながら、さらに煮ます。
芋の形がなくなるまで、根気よく練りあげます。
きんとんのようになったら、沖縄名物「ドゥルワカシー」の完成です。

●田芋ディンガク
水に田芋を火にかけ、田芋がやわらかくなったら砂糖を加えます。
田芋をつぶすようにしながら、練りまぜます。

ねっとりとしたきんとん状になったら、みりんを加え、完成です。
田芋ディンガクも、祝いごとには欠かせない、香りと粘りが特長の料理です。


●ドゥル天
ドゥルワカシーを、厚めの小判型にします。
かたくり粉の衣をつけて、コロッケのように揚げます。

表面がこんがりキツネ色になれば完成です。
カリッとして、中はホンワリとして、おつまみにもおやつにも、お弁当にもおすすめのひと品です。

小芋がたくさんつく田芋は、「子孫繁栄」の象徴とされ、祝いごとの行事には欠かせないのです。
喜びや幸せがわきあがってほしいという希望の意を、「ワカシー」に重ねているとも思われます。
人々が集うようなシーンには、なくてはならない沖縄料理なのです。

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