イカ墨汁

沖縄の市場には、いかにも熱帯の海らしい、色とりどりの魚が並んでいます。
豚肉料理ほどには発達しなかったようですが、沖縄は海に囲まれた地形ですから、魚介類もよく食べます。

魚の鮮度を保つことがむずかしい気候であるということもあり、沖縄料理には、シンプルな魚料理が多いようです。

●沖縄料理レシピ〈イカ墨汁〉
材料
白イカ、豚肉、にが菜

作り方
白イカの墨袋をつぶさないようにとり出します。
白イカの身は、薄皮をむいて、短冊切りにします。
豚肉は、ひと口大のうす切りにします。

にが菜の葉先を、食べやすい大きさに手でちぎります。
にが菜、イカ、豚肉の順に重ね、浸るくらいの水を加えて弱火にかけます。
1時間ほど煮て、イカがやわらかくなったら、かつおだし、イカ墨を加えます。
塩で加減して、〈イカ墨汁〉のできあがりです。

長く煮ると、イカ墨の臭みが出てくるので、仕上がり直前に入れるのがコツです。
イカ墨を加えたら、あまり煮立たせないようにしましょう。
イカ墨の量は、多ければ多いほどおいしいといいますが、多いほど、より真っ黒な汁ものになります。

イカの墨は、頭痛、のぼせをしずめるような薬効があるといわれ、サギグスイ(下げ薬)と呼ばれています。

白イカは、アオリイカのことで、肉質に厚みがあり、やわらかく、甘味があります。
イカは、低脂肪低カロリーの食品なので、肥満症や高血圧などを改善するための食事に適しています。
食事療法の料理には、イカがよく使われます。

〈イカ墨汁〉にも豚肉を入れるところが、いかにも沖縄料理ですね。
〈イカ墨汁〉はあまりに真っ黒なので、はじめての人は驚くかもしれませんが、きっと一度食べたら忘れられない沖縄料理の味になるでしょう。

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