ナーベーラーンブシー
「ンブシー」とは、たくさんの具材をまぜ合わせることで、「チャンプルー」と意味はよく似ています。
「チャンプルー」が塩やしょうゆベースの炒めもので、「ンブシー」は汁気の多いみそ味の煮ものです。
豚肉とみそをたくさん使うのが、「ンブシー」の特長です。
「ナーベーラー」はへちまのことで、へちまを使った〈ナーベーラーンブシー〉は真夏によく食べられます。
●沖縄料理レシピ〈ナーベーラーンブシー〉
材料
へちま、豚薄切り肉、赤みそ、豆腐、ダシ汁、かつお節
作り方
へちまの皮をむき、幅2センチほどに斜め輪切りにします
豚肉は一口大に切り、赤みそをまぶします。
少量の油でへちまを炒め、赤みそをまぶした豚肉を入れて、炒め合わせます。
ダシ汁を加え、豆腐を手でちぎり入れ、15分ほど煮ます。
最後に、かつお節を入れ、全体にまぜ合わせれば完成です。
へちまから出る、ドロリとした粘り気のある汁に旨みが凝縮されています。
豚肉のかわりにランチョンミート、へちまのかわりに冬瓜を使ったりもします。
〈ナーベーラーンブシー〉には、開花してから約2週間ほどの若いへちまを食用にしています。
ゴーヤー、よもぎ、ういきょうなどと同様、へちまは、暑い土地で暮らす人間の身体をととのえる力をもっています。
豚肉と一緒に食べることで、さらにその力が発揮できることを、沖縄の人々は昔から自然と知っていてとり入れているのです。
沖縄では、野菜はクスイムンと言われます。
薬のように、元気が出る食べものだから、「クスイ」のようなものというわけです。
沖縄では、生野菜を食べる習慣はほとんどありません。
しかし、野菜を炒めたり煮たりして、火をとおすので、たくさんの量を食べていることになります。
野菜の摂取量も、全国平均の2倍以上ですから、毎日の食事が健康にとってどんなに大事なものかが納得できます。
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