アンダンスー

沖縄では、「味噌を買うのは家の恥、女の恥」と、各家庭で作るのが当たり前の調味料でした。
引っ越しのとき、新しい家にまず運び入れるものが「みそ」なのです。
みそを守るのが良い嫁の条件とも言われるほどでした。

今では、買う人も多いようですが、沖縄料理にとってみそはたいせつな調味料であることは変わりありません。
みそと豚肉を炒めて作る油みそは〈アンダンスー〉と呼ばれ、沖縄の食卓に欠かせません。

「アンダ」は豚の脂のことで、「ミスー」がみそのことで、「アンダミスー」とも言います。
〈アンダンスー〉は、おにぎりの具にしたり、ジャムのようにパンにぬったり、食べ方はいろいろです。

クレープのような皮に、〈アンダンスー〉を巻けば、沖縄のお菓子ポーポーです。
日持ちのする常備食〈アンダンスー〉があれば、いろいろな料理に使うことができます。
〈アンダンスー〉を加えるだけで、本格沖縄料理への道がひらけます。

●沖縄料理レシピ〈アンダンスー〉
材料
豚三枚肉、みそ、砂糖、みりん、泡盛

作り方
豚三枚肉をブロックのままゆでます。
しっかり肉の内部まで火が通ったら、小さいサイコロ状に切ります。
ごく弱い火で、少量の油を使って豚肉を炒めます。

炒めた豚肉に、みそを加えてまぜ合わせ、砂糖、みりん、泡盛を加えます。
弱火のまま、焦がさないようにじっくり炒めます。

ゆっくりと炒めることが、おいしい〈アンダンスー〉を作るコツです。
ひき肉やツナ缶を使うと、手軽に作れます。
ショウガやゴマ、一味唐辛子を少し加えるだけで、より風味が増します。

また、使うみそによっても、〈アンダンスー〉の仕上がりの味が変わってきます。
沖縄の伝統的なみそ「ソテツみそ」を使うのが、本来の〈アンダンスー〉だと言われています。
ふだん使っている赤みそ、甘みそ、白みそ、麦みそなどで、自家製〈アンダンスー〉づくりに挑戦してください。

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