スーチキー
年間を通して平均気温の高い沖縄で、特に食物の保存には工夫がほどこされているようです。
〈スーチキー〉は、そのような暮らしの中から編み出された、豚肉の保存食です。
冷蔵庫がないような時代から、豚肉を塩漬けにして保存してきたのです。
豚肉は、塩漬けすることで余分の脂っぽさがそぎ落とされ、旨みがひき出されます。
ブロックの豚三枚肉600グラムに対して、20?30グラムの塩を使います。
●沖縄料理レシピ〈スーチキー〉
材料
豚三枚肉、塩
作り方
豚三枚肉に塩をまぶし、しばらくもみます。
ラップで包み、ビニール袋に入れて密封し、冷蔵庫で1週間ほどねかせます。
たっぷりの熱湯でゆで、ゆでこぼします。
ゆでこぼしを、2~3回くり返し、さらにゆでて塩ヌキし、とり出します。
冷めたら、完成です。
●沖縄料理レシピ〈スーチキー〉一夜漬け
材料
豚三枚肉、塩
作り方
たっぷりの熱湯で、豚三枚肉をゆでこぼします。
肉が冷めたら、冷蔵庫でさらに冷やします。
肉を幅5~7センチ、厚さ1センチほどに切ります。
カットした肉に、まんべんなく塩をすりこみ、冷蔵庫で一晩ねかせます。
食べるときに、サッと熱湯にくぐらせてから盛りつけます。
みそやピーナッツ粉をダシでといたタレがよくあいます。
両面をカリッと焼いて、野菜を巻いたり、チャンプルーやソーキそばの具にもよく使います。
沖縄の人々がこれほど豚肉を食べるようになったのは、18世紀半ばころからといわれ、それほど昔というわけではありません。
水田で米を作るようになり、牛や馬は、重要な働き手となりました。
そこで、牛や馬は食べることが禁じられ、豚を食べるようになったのです。
沖縄にはさまざまな豚肉料理があり、耳もしっぽも血も内臓も、豚のすべてを使います。
塩漬けとして保存しながら、豚を大切にきちんと食べきる工夫がなされたのでしょう。
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